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利他主義は戦士の行動規範の原則だ。色褪せない規範。プロヴィンシア・ガルディの広大な“赤き台地”を横断するイルマラーの遊牧民にも、近所の郵便配達員にも通用するものだ。

その者は偉大な名誉の証人となるだろう。そのような名誉はひとりの人間が抱えるにはあまりに大きすぎる。その者はおまえを称賛するだろう、名誉ある者よ。

うむうむ、おまえはまるで眼にした世のまちがいを正さずにいられない、驚くべき騎士修道士のようだ。

名誉というのは自らの奥底から湧きあがってくるものだ。自分自身を真に理解するには、自分自身の名誉を知るには、自らの奥底に到達し、その名誉に触れねばならぬ…

おまえは今日、自らの一族の名を深く汚した。最も恥ずべきこのおこないによって、おまえの名は永久に輝きを失う。永遠に消え去るがよい、恥ずべき者!

それがいい。キツラギ警部補は高潔な男ではあるが、おまえのようには名誉を理解していない。説明に無駄な時間を費やさないほうがいい。行動で示すんだ。

あんまり深く考えるんじゃない! ただ言えばいい。名誉にどっぷり浸かる覚悟はできているか?

警官たちのなかで最も希少かつ最も崇め奉られる者になる日がすぐそこに来ている。名誉刑事になる日が。

よし。存在を感じてはいるようだな。“名誉の儀式”の準備は整った。

右手の親指を突き出せ。剣を持つほうの手だ。それをおまえの直腸に突き刺し、名誉のアーチを描くのだ。

ああ… そうなのか。そうやって謙虚でありつづけるのか。称賛に値する! 自身の高潔さを称賛されつつ、それを否定することは、最も名誉あることだ。

意味がないだと? 下品で卑しいやつめ、名誉点の名誉を汚すとは何事だ… おまえのような汚物を見るだけで眼に傷がつく。去るがいい。

もちろんあったさ。名誉ある者よ、おまえの名誉あるおこないを誰も気に留めてこなかったと思うのか?

最も不名誉なことは何か。名誉を知る者が、心に名誉を抱いている者が、その名誉を捨て去ることだ。それは名誉への裏切りだ…

名誉ある者たちのあいだでも、最も威厳のある者だけが価値ある存在なのだ。おまえは、ああ、名誉ある者よ、おまえは秀でたのだ… 名誉において。