問題点
ふむ、おまえにも少しは“正常”さがあるらしい。ほんの少しの“ふつう”さが。4グラムほどの“標準刑事ジョニー”が。こいつは驚きだ。おまえほどの極端な刑事が! さっきはくそつまらないことをほざいていたが、おまえには今、ふたつの選択肢がある。このことを放置して忘れるか、“正常さ”を活用して内面化するか。ニシン風味の卵とリコリス風味のアイスクリームのようなおまえの脳みそに、ほんの少しバニラを垂らしてみるか?
研究中
- −2 内陸帝国ファンキー要素なし
内面化した後
解決策
やったな、ハリー! これでプロフィールに“つまらない野郎”が追加された。簡単なことでは“なかった”。おまえは自分のファンキーさを磨くことだけに人生の大半を費やしていたから。誰かが政治的なことを言い出したら、おまえが最初に思いつく考えは共産主義、ファシズム、株式情報の3つを馬鹿らしく組み合わせたものだった。誰かから「なぜそれをしたのか」と訊かれたら、口から出る答えは、スーパースターだから、世の終わりだから、鞭打ち苦行者がごとき“不徳の致すところ”だから。4つ目の選択肢、正常な選択肢に到達するのは容易なことではない。だが、おまえはそれをやってのけた。これで“クレイジー”なだけではなく、“つまらない野郎”になった。