そこには何もない。生温かい原初の闇があるだけだ。おまえの意識はその中で発酵していく。それは麦の穂先のひと粒にも満たぬほど小さい。おまえはもう何もしなくていい。
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覚醒がおまえに忍び寄る。おまえの死角に、毒々しい酸性の液体に浸かった塊が隠れている。それは腫れあがった、下品な、おまえを包む肉の塊だ… そんな恐ろしい質問をしていいのか? おまえをさらなる肉的覚醒に導くだけだぞ。
前のセリフ: 1
別れた恋人、別れたやさしさだ。喪失に向かってまた浮上していくのは愚かなことだぞ。相当な痛手を負ってまでここに来たというのに… 中には取り返しのつかない痛手もあるというのに。留まれ、そしてともに深海帯を渡ろうではないか!
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- ほら、コンナイキモノウンザリダとモウドウニデモナレもあるぞ!
- “沈黙”への往復旅行を頼む!記憶される: 1
- 古代のナンモナシ島にも行ってみよう!記憶される: 1
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軟膏に引き寄せられる蠅のごとく、おまえの意識はそれに釘づけになる。痛みと哀れな苦しみだけの四肢と頭のマシンが、ふたたび点火する。それは砂漠を歩きたがる。痛がる。切望する。ディスコ音楽に合わせて踊る。
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別のセリフ: 1
やめてくれ! 気が変わった! 形のない、肉体とは無縁の無の中に戻してくれ!
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戻ったら何があるか。それを聞いたら、おまえは気に入らないだろうな。なぜ自分を忘我の淵へ叩き込まなきゃならなかったと思う? まさか気づいてなかったのか? 自分をマリネにしちまってることに? 自分にあれだけ浴びせておいて… 俺たちは少々“我を忘れすぎちまった”ようだな、シェフさん?
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- なんだか俺もやってみたいな。よし、行こう!記憶される: 1
- 悲しいな。