別のセリフ · 1
「そりゃ、ご愁傷だな」男が鼻を鳴らす。「組合のくそどもは完全にストライキに入っちまってる。ゲートは通れないだろうよ。あのでぶなケツの穴野郎に会ってどうすんだ?」
「そりゃ、ご愁傷だな」男が鼻を鳴らす。「組合のくそどもは完全にストライキに入っちまってる。ゲートは通れないだろうよ。あのでぶなケツの穴野郎に会ってどうすんだ?」
「俺たちには働く権利がある!」男はその大きな拳をふたたび振りあげ、それから改めてあなたを見る。「警察が何もしないとは、情けねえ話だ。応援を呼んで、ゲートをあけてみせたらどうだ。労働者が稼ぐのを邪魔するなんて、立派な“犯罪”だぜ」
男がうなずく。「くそ野郎どもの鼻っ柱のひとつかふたつ、へし折ってきな。ついでにちょっと搾って、法の力を思い知らせてやれ」男はゲートに向き直り、大声をあげる。「俺たちに仕事をさせろ!」
「メインゲートは封鎖されてる… 重火器でもなけりゃ、こじあけるのは無理だ。あっちの秘書室から侵入できないこともないが…」男は階段の上を指さす。「ドアに鍵がかかってる。おまけに、アクセスパネルは見張りが守ってるときた」
「ちなみに俺が言ってるのは、あそこにいる痩せっぽちのメスクのパンク野郎のことじゃねえぞ」男はマニャーナを指さす。マニャーナはあなたに向かってほほえみながら、手を振っている。「ヘッドメジャーだかなんだかって野郎だ」
「駄目だ。そのうち、やつらのほうが音(ね)をあげるはず。それか酒に酔うはず。で、ボタンを守るやつがいなくなったときが突撃のチャンスってわけだ」男はあごひげをさする… 薄く、きれいな四角形に整えられたひげを。
演出にだまされるなよ。なんとか抑え込んではいるが、こいつにはどうも不安定な部分がある。今もこいつの中で、激しい葛藤があるにちがいない。そしてこいつは、そのすべてに心底疲れ切っている…
「待つのさ。やつらもそのうち家に帰るか、酒に酔うだろう。そうなれば、アクセスパネルががら空きになる。それか、組合のやつらを説得するために、〈ワイルド・パインズ〉から誰か派遣されてくるかもしれない…」
「こういう状況は予想してなかった。だが、誰かがミスを犯すまで、俺たちはこうして圧力をかけつづける。そうしたら、いよいよ反撃の時だ」男がアゴをさすりながら語る… 薄く、キレイな四角形に整えられたひげだ。
「あんたはあいつが油断した隙を突いただけ… 要はまぐれだ。たとえ二度三度続いたとしても、まぐれはまぐれだ。今のあいつはより警戒した状態で、あの狭い橋の上に立ってる。俺の仲間たちも疲れが溜まってきてるし、腹も空かせてるってのに…」
「ああ。あんたのケツに蹴りを入れた、橋の上のデカブツだよ… ヘッドメジャーだろ? 誰ひとり通しやしない。アクセスパネルはあいつのすぐうしろにあるんだ」
「ああ。あんたが話しかけてた、橋の上のデカブツだよ… ヘッドメジャーだろ? 誰ひとり通しやしない。アクセスパネルはあいつのすぐうしろにあるんだ」