意志力
- 会話
- 187
- 場所
- 13
説明
こんな人向け:正常者。社会に適応した警官。自殺願望のない者。
〈意志力〉はあなたが他者や自分自身に対して“いい人”であることを求める。酒、女、忘却を約束する鉄の銃身など、あらゆる誘惑に抗えるようになる。〈意志力〉は捜査をやり遂げる決意をあなたに与える。このゲームで健康状態を表わすパラメーターはふたつあるが、そのうちのひとつ、〈気力〉を向上させる。
〈意志力〉が高レベルになると、驚くほど思慮分別のある人間になる。ファンキーな気持ちが芽生えても、平常心を失わない。場の空気を読めないともいえる。一方で〈意志力〉のレベルが低いと、〈気力〉の値が少なくなる。取り返しのつかない過ちを犯せば、いとも簡単に精神が参ってしまう。〈気力〉がなければ、著しく不安定な警官になりさがる。
場所
13タスク
122台詞
187- そこには何もない。生温かい原初の闇があるだけだ。おまえの意識はその中で発酵していく。それは麦の穂先のひと粒にも満たぬほど小さい。おまえはもう何もしなくていい。
- 壁に古い鏡が掛かっている。あなたはそこに映る自分の顔を見る。大した顔ではない。ごくふつうの、きれいにひげを剃った警官の顔だ。
- 若い女が火のついた煙草を口元に運ぶ。
- そのオレンジ色のボマージャケットに身を包んだ眼鏡の男は、手にしている新聞紙を折りたたみ、足先で床をとんとんと叩きはじめる。どうやら、かなり長いあいだ待たされているらしい。
- 冴えない髭を薄く生やした20代後半の男が、近づいてくるあなたに気づく。彼は手に持っていた帳簿を置き、キツラギ警部補と向き合う。
- 死体は前方に突き出た白眼であなたを見ている。顔面は人間のものには見えず、今にも弾けそうなほど膨張している。唇は魚のように腫れあがり、舌はさながら詰め込まれたボールギャグだ。
- 「見て」女は煙草の煙を吸いながら、あなたを出迎える。「このとおり、外は真っ暗で犬も吠えてるのに、わたしはまだここでコーヒーを飲んでる……
- 「部屋の借り主のオマワリさんじゃないか。波がうるさくて眠れないなんてことがなけりゃいいんだがね。何か手伝えることがあるかね?」
- 「ああ、やあ、オマワリさん」彼は口元を覆い、必死に咳の発作を抑えようとしている。
- 「ハード刑事さん」少女は敬意を込めてあなたに会釈し、録音機を止める。
- 「何かご用かな?」
- 「無関係な一般人を撃たなければならないような状況に、我々を追い込まないでくれるとありがたいんだが。そんなことをしてもどうにもならない」
- 「何かわかるか?」キムは泥の中のへこみをにらみながら、眼鏡のレンズを拭く。
- 腐りつつある男は体の側面を下にして横たわり、あなたをまっすぐに見据えている。首にはいまだにベルトが巻きついており、体は無防備で、検屍による侵入をいつでも受け入れる状態にある。
- 「俺は“反対”だ。だが、おまえは新種を発見した。それに殺人事件も解決した…」彼は肩をすくめる。
- 女は何も見ていない。眼を閉じ、唇を動かしている。
- いい知らせだ… あのボート、おまえたちくらいの大人の男が下で仰向けになれるくらいの大きさがあるぞ。
- 「ああ…」男はうなずく。「ここだといつもとひと味ちがうゲームを楽しめる」