キム・キツラギ
- 会話
- 402
- 場所
- 16
場所
16タスク
136台詞
402- ドアはふたたび施錠された。これ以上、ここですることはない。
- いたるところでイナゴのたてるシーシー、シリシリという鳴き声が、麝香のにおいのする空気を満たしている。小屋の床土は小さく盛りあげられており、ところどころに窓のような穴があいている。
- 「それをここにつなげて…」
- 「このマシン、まじでライトニングだぜ!」若い男が声をあげる。
- 扉は施錠されている。どう逆立ちしてもひらきそうにない。
- 「やあ、また来てくれたんだね。用件を聞かせてくれ」男の顔は見えないものの、温かいほほえみをたたえていることがなんとなく伝わってくる。
- ヒューマニズムの母があなたのまえにそびえ立つ… 1枚のガラス板に描かれた、貴重かつ複雑な蝋画。その体には縦にひびが入り、卵型の顔は悲しそうな表情をたたえている。
- ああ、最高の気分だぜ。心臓の鼓動が気持ちいいな。これからはもっと積極的に他人を罵倒していこう。
- 「とくに話すことがあるとは思えない」[立ち去る]
- 「エーシルよ」
- 「だって、ただの尋問でしょう? あなたがこうして尋問しているのは… それが仕事だから」
- 「ああ、それは… どうせ信じてもらえないから。話をしても仕方ないでしょう」
- とくに眼をひくことはない。すべてが通常の範疇だ。
- 「僕の銃の薬室にある“1発の弾”でさえ、あの大男を止められるかどうかわからないんだぞ」
- サン=ギレーヌ通りに生えた、節くれ立ったサンザシの木だ。ひんやりとしたそよ風で磁気テープがはためいている。
- 「さて。テントの中で何があったかという話はあまり聞きたくない。先を急ごう」
- 「ひどいな。教会の建物がぼろぼろだ…」
- 教会の中でも、この特定の箇所に流れる静寂は… “触れそう”な気さえしてくる。物質が移動する音や生物の足音の類いがまったくしない。教会の外にはもはや完全なる無が広がっているのではない…
メモ
461- 「いくつか質問をさせていただきたい。異論はないな、警部補?」キムはこの状況にだいぶうんざりしている様子だ。
- 「茶番はもう結構! ここには、ある殺人事件のことで参りました。あなたにいくつかお訊きしたいことがあります」
- 「ええ。規則正しく、それも正確に仕事が進められているように見えます。この調子でがんばってください、レオさん」キムが小柄な男に向かってほほえむ。
- この置き場にあるコンテナは〈ワイルド・パインズ〉のロゴに合わせた緑色だが、レオの背後に積まれたものはすべて“赤”。つまり組合の色だ。
- キムと一瞬だけ眼が合ったあなたは、キムの黒い瞳に軽蔑の色が浮かんでいるのを見る。この小柄な男を愚弄したことが許せないようだ。
- 「うまいやり方だったな」キムはそう言うと、開錠されたドアを見てうなずく。
- 「僕らにはマルティネーズでやるべきことがある。それをやろう」キムは彼女を遮り、あなたのほうを向く。「それとも、ほかにも“捜査”に関する質問があるのか?」
- 「今ので最後です」彼は厳しい表情であなたを見る。「質問は終わりだ。行こう」
- 「僕らにはマルティネーズでやるべきことがある。それをやろう」キムは彼女を遮り、あなたのほうを向く。「それとも、ほかにも“捜査”に関する質問があるのか?」
- 「おお! 実を言うとその名前を考えていたんだ… 吊るされた男」キムはうなずく。「いいじゃないか。よくできた、力強い名前だ。これで事件にかなりいい名がついた」
- 彼は手帳のページをめくる。「僕はこの事件を吊るされた男と呼ぶことにする。話がついてよかったよ」
- はじめはぴくりともしなかった警部補は、知覚することもできないほどゆっくりと動きだし、自分のメモに改めて眼を通す。あなたは事件簿を読むしかない。
- 「いいだろう」彼は唐突に、自分のメモに意識を戻す。「この事件に名前をつける必要はない」
- 「ありがとう」キムはうなずく。「僕もそう思う。いい名だし、“無理がない”」
- 「いやいや、君の手柄だろう。あとで記録しよう」キムは袋をあなたの血まみれの手に渡す。銃弾が軽く感じられる。
- 「馬鹿を言うなよ」笑みが彼の顔を横切る。「君の手柄だ。呼び方の話は忘れてくれていい」キムは袋をあなたの血まみれの手に渡す。銃弾が軽く感じられる。
- 「もちろんだ。君の“手柄”だからな」キムは袋をあなたの血まみれの手に渡す。銃弾が軽く感じられる。
- 「それからもうひとつ… 今日はいい仕事をしたな、警部補」